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プールリハビリテーション
プールリハビリテーションとは?
水の中に胸まで浸かると、水の浮力により、足・膝にかかる体重は0kgに近くなります。
これを利用して、水中で行うリハビリテーションが「プールリハビリテーション」です。
患者の関節に負担をかけること無く関節の動きや筋力の強化を行うことが可能で、関節に病気を抱える患者さまなどのリハビリテーションとしてご案内しております。
当院では週2~3回程度のプールでの運動を推奨しており、患者さまの体力や体調に合わせて回数を調整しながらリハビリテーションプログラムを組んで実施しております。
なお、心臓や血圧に異常のある方へは、程度にもよりますが、運動療法はご案内しておりません。
プールリハビリテーションの特徴
浮力の働き
水の浮力を利用して症状のある関節に負荷がかからない環境下で、周辺筋肉を使った運動が可能です。筋力強化により、関節に痛みが出にくくなったり、動かしやすくなります。
水の抵抗
水の密度は空気の800倍以上あります。この抵抗を受けながら運動をすることで、筋肉には適度な負荷がかかることになります。
身体の向きや動かし方を少し変えるだけで抵抗を調節できるので、身体の状態に合わせて運動することができます。
水圧
心臓に戻る静脈の血液の流れが、水圧がかかることで促され、血行が良くなります。また、腹部が受ける水圧の影響で自然に腹式呼吸となります。
これらの特徴から、水中運動は陸上の運動に比べてもより多くのエネルギーを消費するとされており、減量が必要な場合などにも有用です。
各症状に対するプールリハビリテーションの作用
変形性膝関節症・変形性股関節症
膝に体重がかからない状態で、関節周辺の筋力強化ができ、歩行がしやすくなります。
腰痛症
腰や股関節への負担が少ない状態で、腰周囲筋・股関節の筋力強化ができ、痛みが出にくくなります。