阪本クリニック|堺市東区大美野の整形外科、婦人科、リハビリテーション科

〒599-8126
大阪府堺市東区大美野22-4

MENU

肩関節周囲炎について

~四十肩・五十肩~

肩関節は顔を洗ったり、働いたり、スポーツをしたりする日常生活のなかで、絶えず動いている関節のため、40歳頃より関節周囲の筋・腱は少しずつ疲労し老化していきます。このため特に原因らしいものはなくても、肩に疼痛を覚えるようになる病気です。

肩を動かすことにより疼痛を覚え、時には夜間の激しい痛みのため、目を覚ますほどになります。肩を動かす事により痛みが強くなるので、無意識に肩を動かさぬようになり、ついには肩の挙上ができなくなります。

この病気の治療に対しては、痛みが強くうずきのある場合はしばらくは安静にし、関節内へ痛み止めの注射もしくは坐薬で痛みを和らげます。痛みを少し軽快した後は、関節が硬くなるのを予防する目的で肩の運動を行います。
運動によって痛みが増強しないように、痛み止め・炎症止めの薬と湿布・軟膏を用います。

このように肩関節周囲炎に対しては、運動をし続けながら痛みに対する治療を続ける必要があります。
肩関節周囲炎の場合、その痛みの原因は筋・腱の老化現象が原因となっているため、治療期間は長くなってしまいます。

患者さまによっては、痛みが1年以上続く場合もありますので、気長に治療してください。
痛み・うずきが強い場合は我慢せずに坐薬・内服薬・注射等を利用しできるだけ快適な生活を送ってください。