阪本クリニック|堺市東区大美野の整形外科、婦人科、リハビリテーション科

〒599-8126
大阪府堺市東区大美野22-4

MENU

腰部脊柱管狭窄症 ~足がしびれて長く歩けない病気~ 

腰部脊柱管狭窄症という病気は、中・高年齢の方に起こる病気です。
症状は、安静にしているときには、しびれとか痛みは感じませんが、歩き出すと両足がしびれて痛くなり、足が前に出なくなります。
このため途中でしゃがみこんで、休まざるえなくなってしまいます。
しゃがむと足のしびれも軽くなりますが、歩き出すとまた足にしびれや痛みがきて、足が前に出なくなります。また、お尻や太ももの後ろがつっぱったり、足の感覚がにぶくなる坐骨神経痛を伴うこともよくあります。

この病気の原因は、腰の骨(腰椎)が高年齢になってきて変形してきたり、腰の骨と骨の間をつないでいる黄色靱帯という筋が厚くなったりするために、腰の骨(腰椎)にある脊柱管という管が細くなり、その中を通る神経が圧迫されて血液の流れが悪くなり、足がしびれます。
歩くことによって腰の骨(腰椎)の脊柱管が余計に細く狭くなり、しゃがむことによって脊柱管が広くなります。
このため、歩いている途中で、しゃがみこまざるえなくなるのです。

この病気の治療は、腰の動きを止めるためにコルセットをしたり、脊髄の神経の血液の流れをよくする薬の点滴をしたり、リハビリで痛みを和らげる治療を行います。
薬やリハビリの治療でしびれは良くなりますが、どうしても楽にならない場合は、入院して脊髄の検査をし、手術をした方がよい場合もあります。
基本的には、腰の骨(腰椎)の変形による病気ですので完全には治りにくいのですが、頑張って治療していきましょう。