変形性膝関節症は長い人生を生きている間に、膝の軟骨が少しずつ摩耗してすり減るために、椅子から立ち上がろうとしたとき、長い道を歩いたとき、階段を下りるときなどに膝の痛みを感じる病気です。
すり減った軟骨は元に戻ることはないので、治療の期間は長くなりますが、いつまでも痛みが続くことはありません。膝を温めて、電気によって痛みを和らげるのが、良い治療と思われます。
痛みが強い場合は薬を服用したり、膝に炎症・痛み止めの注射をする場合があります。薬・注射によって痛みが和らいだ後は、膝を温め電気刺激、マッサージ、湿布薬で血流をよくし、膝の重たい感じ、だるい感じを取り除きます。
湿布薬は単に膝を冷やしたり、温めるものではありません。冷たく感じる湿布薬でも、温かく感じる湿布でも良く、好みのものを用いてください。冷たく感じる湿布も、温かく感じる湿布もサルチル酸メチル、メントールという同様の薬が含まれており、炎症、痛みを和らげます。
温かく感じる湿布にはトウガラシエキスが入っていますので、皮膚がかぶれやすい人は注意してください。