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子宮筋腫
2016/05/09
子宮は鶏卵大の大きさで筋肉(平滑筋)からできています。
子宮筋腫は平滑筋に由来する良性腫瘍です。
子宮筋腫の発育には女性ホルモンが関与していると考えられています。
主な症状は過多月経、月経困難症、下腹部腫瘤感や圧迫症状(腰痛、頻尿、便秘)、貧血(めまい、動悸)、不妊症などです。
無症状で経過し、婦人科検診で見つかることもあります。
子宮筋腫の存在する場所、子宮筋腫の個数などにより症状には個人差があります。
診断には超音波検査、MRI検査が有用です。
治療には手術療法、薬物療法があります。
年齢、症状の有無、妊娠希望の有無、子宮筋腫の大きさ、などを考慮して治療方法を決定します。
自覚症状がない場合には自然に経過観察出来る場合もあります。
子宮筋腫は、子宮肉腫(子宮の悪性腫瘍)と鑑別が難しい場合があります。
特に急速に増大する場合には注意が必要です。
婦人科で定期的に経過観察することが大切です。

これって更年期障害?
2016/03/24
更年期(45〜55歳)には、女性ホルモンの分泌量が急激に減少するため、全身的な症状や部分的な症状、精神的な症状など、様々な症状が現れます。
これらを「更年期症状」といい、ホットフラッシュ、肩こり、冷え、疲れやすい、腰痛、物忘れ、イライラ、頭痛、不眠、集中力がない、めまい、動悸、息切れ、不安感、関節痛、高血圧、高脂血症、無気力、皮膚のかゆみ、胃の症状、耳鳴り、うつ症状などがあげられます。
ただし、これらの症状は他の病気が原因でも現れることがあります。
甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、高血圧、糖尿病、肝機能異常、貧血、脳腫瘍、関節リュウマチ、がん、精神疾患、うつ病などの器質的疾患を除外することが重要です。
「更年期症状」のうち、日常生活に支障があるものを「更年期障害」といいます。

切れ目のないリハビリテーション
2010/10/25
切れ目のないリハビリテーション
脳梗塞、脳出血や手術後のリハビリテーションは、入院中は手厚く用意されていますが、退院後は、リハビリの受け入れ施設が少なく、リハビリが中断してしまっているケースが非常に多くなっています。
いわゆる、「リハビリ難民」の状態です。
必要な時期に適度のリハビリをしておかないと、時期を逃すと回復度に支障が生じることが多くあります。
当クリニックでは、外来での運動器リハビリテーション、介護保険での通所リハビリテーションを組み合わせ、リハビリ治療に切れ目が生じ無いよう治療の継続をすすめています。
リハビリ治療の中断でお困りの患者さんはご相談ください。

リハビリ内容
・理学療法士による運動器リハビリテーション
・プールリハビリテーション(水中歩行、運動)
・パワーリハビリテーション(荷重マシンによる筋力強化)
・物理療法

腱板障害
2009/09/09
腱板障害
腱板とは、肩甲下筋・棘上筋・棘下筋・小円筋から成る4つの筋が集合したもので、これが上腕骨の大結節と小結節という小さな部位に板状のすじとなり、上腕骨の頭全体を被っています。このため肩は人間の関節の中で最も大きな動きをすることができます。
しかし、上腕骨大結節付近の腱板は、内側・外側ともに滑液包につつまれ、運動することにより肩甲骨の肩峰などの圧迫されるため、血行不良となり腱終末部ではいたみやすく、腱板断裂が最も起こりやすい部位です。
肩腱板障害の起こる原因としては、転倒・直接打撲や投球等スポーツによる使いすぎ等があります。また中年以降になると1回の外力ではなく、長い年月使用され腱板がもろくなっている為、ちょっとした力で簡単にきずついてしまうことがあります。
治療法は、軽度な損傷では、電気治療・リハビリ・湿布・軟膏・消炎鎮痛剤で十分ですが、肩腱板断裂などの症状が重度な場合は、筋腱部にストレスが加わらない位置で、安定固定を図りますが、長期にわたり夜間痛が持続、筋萎縮や拘縮等が出現したものは手術の適応も考えられますので、一度専門医の診察をうけることをオススメします。

肩関節周囲炎について 四十肩・五十肩
2009/08/07
肩関節周囲炎について 四十肩・五十肩
肩関節は顔を洗ったり、働いたり、スポーツをしたりする日常生活の中で、絶えず動いている関節のため、40歳頃より関節周囲の筋・腱は少しずつ疲労し老化していきます。このためとくに原因らしいものはなく肩に疼痛を覚えるようになる病気です。
肩を動かす事により、疼痛を覚え、ときには夜間の激しい痛みのため目を覚ますほどになります。肩を動かすことのより痛みが強くなるので、無意識に方を動かさぬようになり、ついには肩の挙上ができなくなります。
この病気の治療に対しては、痛みが強くうずきのある場合はしばらくは安静にし、関節内への痛み止めの注射もしくは坐薬で痛みを和らげます。痛みが少し軽快した後は、関節が固くなるのを予防する目的で肩の運動を行います。運動によって痛みが増強しないように、痛み止め・炎症止めの薬と湿布・軟膏を用います。
このように肩関節周囲炎に対しては、運動をし続けながら痛みに対する治療を続ける必要があります。肩関節周囲炎の場合、その痛みの原因は筋・腱の老化現象が原因となっている為、治療期間は長くなってしまいます。患者さんによっては、痛みが1年以上続く場合もありますので気長に治療してください。痛み・うずきが強い場合は我慢せずに坐薬・内服薬・注射等を利用してできるだけ快適な生活を送ってください。

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