 |  | 子宮筋腫 |  |
| 2016/05/09 |
子宮は鶏卵大の大きさで筋肉(平滑筋)からできています。 子宮筋腫は平滑筋に由来する良性腫瘍です。 子宮筋腫の発育には女性ホルモンが関与していると考えられています。 主な症状は過多月経、月経困難症、下腹部腫瘤感や圧迫症状(腰痛、頻尿、便秘)、貧血(めまい、動悸)、不妊症などです。 無症状で経過し、婦人科検診で見つかることもあります。 子宮筋腫の存在する場所、子宮筋腫の個数などにより症状には個人差があります。 診断には超音波検査、MRI検査が有用です。 治療には手術療法、薬物療法があります。 年齢、症状の有無、妊娠希望の有無、子宮筋腫の大きさ、などを考慮して治療方法を決定します。 自覚症状がない場合には自然に経過観察出来る場合もあります。 子宮筋腫は、子宮肉腫(子宮の悪性腫瘍)と鑑別が難しい場合があります。 特に急速に増大する場合には注意が必要です。 婦人科で定期的に経過観察することが大切です。 |
|  |